将来の子どもの学習能力を大きく左右する!やり抜く力を身に付けるためには?

マシュマロ実験を知っていますか?1970年代・スタンフォード大学で4歳の子どもに実験を行い自制心の有無を確認し、18年後の子どもたちの成功にどの程度影響があるのかを追跡調査した世界的に有名な調査です。
当時、マシュアロ実験で自制心がある子どもたちとない子どもたちは、18年後の学習能力では大学進学適性検査(SAT)のスコアは、平均210ポイントの差があったことが証明されました。
1980年代には、子どもの自制心は、将来への学習面への影響が高く、いかに子どもたちに自制心や忍耐力といった力を身に付けさせるのか、様々な研究・取り組みが行われています。

そこで、小学生の子どもたちにどうやって自制心や忍耐力、そしてやり抜く力を身に付けるのか、2016年には世界一話題の空前のベストセラーとして話題になった『GRIT』を紹介します。


成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」だった。

「グリット」とは「やり抜く力」のことで、人々が各分野で成功し偉業を達成するためには「才能」よりもこの「やり抜く力」が重要であることを科学的に突き止めた功績により著書であるダックワース教授は2013年にマッカーサー賞(米ではノーベル賞に匹敵するほどの光栄である賞)を受賞しました。

やり抜く力とは2つの要素がある

この「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素から成り立ちます。

「情熱」とは、自分のもっとも重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたすら取り組むこと。

「粘り強さ」とは、困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続けること。

どうやって「やり抜く力」を育むのか?やり抜く力を内側から伸ばす4つの方法

  1. 興味 自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる
  2. 練習 自分のスキルを上回る目標を設定してそれをクリアするために、自分の弱点の認識しそれを克服するための練習を繰り返す
  3. 目的 自分のやっていることは世の中に役立っていると思えることが絶対に重要
  4. 希望 もう一度立ち上がれる考え方 成長思考をすると楽観的になり、粘り強くなれる

やり抜く力を外側から伸ばすための子どもの褒め方

子どもの「生まれながらの才能」よりも「努力」と「学習」を褒めること。

ここまでは割と認識されていることですが、さらにただ褒めるだけではなく、「自分なりに目標をもって、以前はできなかったことをできるようにすることが大事だよ」と伝える必要があること。

例えば、「よくできたね!もう少しうまくできたかもしれないと思うところはあるかな?」

「もうちょっと頑張ってみようか。一緒に頑張れは必ずできるから」

「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法は、

  • 「最後までやる習慣」を身につける
  • 厳しくしつつも温かく支える
  • 「自分で決められる」感覚を持たせる
  • 自尊心が「自分ならできる」という自信につながる
  • 自由を与えると同時に「限度」を示す
  • 子育てとしては「要求が厳しい(高い期待)」と「惜しみない支援」をしている賢明な子育てが最も効果が高い。

 

「やり抜く力」が身につく4つのルール

  1. ひとつはハードなことに挑戦する
  2. やめてもよい(ただしやめるには条件がある。区切りのよい時期がくるまではやめてはいけない)
  3. ハードなことは自分で選ぶ
  4. 新しいことでも今やっていることでも、最低2年間は続けなくてはならない

小学校入学を機会に、学童や塾で新しい習い事を始めようとされている方。せっかくなので、子どもと一緒のルールを決めて、やり抜く力も一緒の育んでください。