学童保育探し&申し込みはいつから始める?3歳には予約しないと入れないって本当?2021年最新状況

保活は本当に苦労しました。保育園落ちたも一度経験し、今は自転車30分かけて保育園に通っていますが雨の日は辛いです。学童保育探しはすぐに始めた方がいいでしょうか?3歳から予約しないと入れない民間学童施設もある聞いて焦っています。

学童探しは子どもと一緒に
目次

学童待機児童は2019年がピーク!施設数は増えています

公立学童(放課後児童クラブ)を利用したくても、利用できなかった児童数(待機児童数) は2019年5月時点で1万8261人で過去最多でした。翌年、2020年は児童数(待機児童数) は2020年7月時点で15,995人そのうち小学1年生は1,982人です。

国としては、2014年より「日本再興戦略」において「小一の壁」の打破を掲げ、文部科学省と厚生労働省が協力し、放課後児童健全育成事業の強化・推進が掲げられ取り組まれております。さらに、2020年度より、学童保育の待機児童数が多い市区町村を支援するために、国の運営費の負担を2/3への変更も予算化し、積極的に待機児童数解消を推進しています。

3歳児から予約しないと入れない! 0歳時からの学童見学会もスタート 等の記事はネットで見つけることができますが、ほとんどが2019年以前のものです。民間学童保育施設は毎年全国にたくさん出来ていますので、2021年時点で言えば、民間学童保育施設を3歳で予約する必要は全くありません。むしろ、3歳以降をおすすめします。

民間学童保育施設探しは3歳以降がよい理由

近隣の公立学童の待機児童数が100名以上の学童難民となる可能性がある地域以外は、民間学童保育選びのは3歳以降をおすすめします。

民間学童保育を選ぶ3つの理由

1.子どもの可能性を伸ばすプログラムや活動
2.宿題や家庭学習等、基本的な自主学習習慣を身につける
3.働き方にあった、安全・安心で柔軟な保育サービス

特に、民間学童保育施設での「子どもの可能性を伸ばすプログラムや活動」といった学びへの関心や期待は、年々高くなっています。3歳時点で、6歳からのプログラムを決めてしまうのは早すぎるでしょう。
年中さんから情報収集を中心に民間学童保育施設を探し始め、年中さん後半からは子どもと一緒に説明会や体験会に参加をし、年長さんになってから申し込みをされてください。
以降、スケジュール等を具体的にご説明いたします。

公立学童か?民間学童か?どっちを利用するか 早わかり判断基準

まず、民間学童保育施設探しをされる前に、公立学童か?民間学童保育?それとも併用か? についてを、先に検討する必要があります。ご家庭の事情や子育ての考え次第で様々ですが、次の早わかり判断基準で確認をお願いします。

以下の質問に全てYES!であれば、公立学童で問題ありません。

ひとつでもNO があれば、NOとなった基準をポイントに、民間学童との併用、もしくは民間学童のみの利用の検討をお勧めします。

①公立学童の運営時間が働き方とあっているか?
②宿題などのフォローを家庭でする時間的余裕があるか?
③低学年のうちは、放課後は自由に遊んで過ごしてもらいたいか?
④子どもは、大人数の中でも過ごせるタイプか?

学童保育探しのスケジュール 公立学童と民間学童併用の場合

公立学童と民間学童 併用の場合 のおすすめスケジュール

年中さん春~夏  お住まいの市区町村 放課後児童クラブの運営実態把握
年中さん夏~冬   近隣の民間学童保育探し・説明会や体験会参加
年長さん春     民間学童保育申込
年長さん秋     放課後児童クラブ 申込書類入手
年長さん冬     放課後児童クラブ 申込書類申込

年中さんになったら、市区町村の放課後児童クラブの運営実態を把握する

情報収集は、子どもが年中さんになったら始めてください。早ければ早いほどよいわけではありません。なぜなら、状況は年単位で変化しています。
例えば、これまで18時までの運営位時間が19時まで延長された、というよい事例もあります。
逆に、小学校3年生まで利用可能と書いてあるが、最近は2年生なったら(利用者急増につき)利用できなくなった、悪い事例も都市部を中心にして多くあります。

公立学童でのチェックポイント

  • 申し込みスケジュール・申し込み条件・待機人数等
  • 利用条件(公設学童との利用不可、最低週3以上利用しなくてはいけない等)
  • 実態として、何年生まで利用可能か
  • 学校通常時の運営時間 ※一般的には公立小学校のスケジュールにあわせての運営となりますので、公立小や私立小お受験組は要チェックです
  • 夏休み等の学校長期休暇時の運営時間
  • 一日の過ごし方
  • 学童保育施設の場所
  • 毎日の利用人数

民間学童の説明会や体験会には参加必須

民間学童保育施設は、認可も認証もなく、運営基準もない施設です。いわゆる、習い事等と一緒です。ですので、子どもと一緒に説明会に参加をしてください。また、体験会があれば是非参加をしてください。

預かるだけの学童を希望するのであれば、体験会まで参加する必要はありませんが、教育やお習い事を希望してその施設を選ばれるのであれば、体験会に参加して実施内容や、子どもへの対応、また子どもとの相性含めては確認したほうがよいです。
小学校お受験組の子どもたちの週末はかなり多忙かと思いますが、それでも希望する施設には参加をされてみてください。

民間学童保育は、年長さん春~夏までに申し込みをする

民間学童保育の利用を検討されている方は、春~夏にはお申込みを済ませたら十分間に合います。人気学童は年中さんから予約をしないと利用できない、は施設側の営業トークに過ぎません。
水泳教室のように、施設数が限られ、受け入れ可能人数も少ない狭き門ではありません。焦らずに、十分に検討をされてからお申込みをされてください。

国立小学校や私立小学校お受験組は要事前確認必須

国立小学校や私立小学校お受験組は、希望する小学校に進学が決まったら小学校近くの民間学童に、公立小学校に進学するのであれば、地元の公設学童を利用される方がほとんどかと思います。
ですので、国立小学校や私立小学校お受験組は、11-12月の合格発表後に学童を申し込まれる方が多いと思いますが、このタイミングだと人気の民間学童保育施設では、満席やキャンセル待ちとなっていることが多いです。

事前に、希望する民間学童保育施設に、合格発表後にも申込枠があるのか?
お受験組み向けの予約枠があるのか?を事前に確認をしてください。

国立小学校や私立小学校お受験組は、申込枠がないのであれば入学金は投資のつもりで申し込みを

国立小学校や私立小学校進学者向けの入会枠や予約制度がない民間学童保育施設の場合は、もしかしたら入学金は無駄になるかもしれませんが、民間学童保育にお申込みをされてください。入学金1-3万円を渋ったために、希望する学童に入れずに3年間、仕事とのやりくりを苦労するのであれば、安い投資ととなります。

また、進学決定有無が決まったら、すぐに施設側に連絡をしてください。入会枠や予約制度がある施設の多くが、正式入会手続き期限を設定しているところがほとんどです。

公立学童希望者は、1回目の締め切りで申し込みを済ます

公立学童では、申込期限を複数回に分けて実施しているところも多いですが、それに安心せず、1回目で申し込みをされてください。
申込のタイミングによって受け入れ条件が変わることはありませんが、申込締切のタイミングで入会が確定します。
例えば、同じ就労・家庭状況の方が、1回目の締め切りで申し込みをされた方の場合は、入会できたけど、3回目の方はキャンセル待ちとなることはありますので、先手必勝でお願いします。

まとめ

近隣の公立学童の待機児童数が100名以上の学童難民となる可能性がある地域以外は、民間学童保育選びのは3歳以降をおすすめします。 子どもの放課後の過ごし方をイメージできるようになったら、子どもと一緒に施設見学や体験会に参加をされてみてください。

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