小学校入学後に直面する「小1の壁」とは?時短や退職する人も?!

働くママであれば一度は耳にしたことある「小1の壁」問題。
一体どんな問題が待ち受けているのか?学童経験ママさんに取材をしてきました。

何が問題?「小1の壁」問題

小1の壁とは、小学校になった子どもたちを預る各地方自治体の公立学童(公設学童)が不足して入れない、また運営時間が短いため、時短や在宅ワークなど働き方を変えなくてはいけない、というのは一般的な社会問題です。
しかし、取材をしてみると、より深刻で様々な問題がありました。

  • 学童に入れない問題
  • 学童の運営時間が短い問題
  • 学童の規模が大きすぎて子どもが行きたがらない問題
  • 学童では子どもが全く勉強しない問題
  • 学童での夏休みが恐ろしすぎる問題
  • 私立小学校・国立小学校は平日の休みが多く学童がやってない問題

学童に入れない問題は解消しつつある

フルタイムで働いていて学童に入れない、ということはなさそうです。

各地方自治体の学童を管理する厚生労働省の放課後クラブの現状・取組(平成30年11月2日報告)による、学童を利用できなかった待機児童数は全国で17,170人。(保育園の待機児童数は55,433人 平成29年10月1日時点。)
また、ここ3年でも公立学童(放課後児童クラブ)数は、約2,500か所も増えています。
むしろ、学童には入れるけど、その後が問題のようです。

学童の運営時間が短い問題

「保育園よりも運営時間が短い!」
住んでいる地域にもよりますが、公立(公設)学童は、平日は夜6時までが一般的ようです。東京都内の比較的財政面に恵まれていたり、働く女性支援に力を入れている自治体では夜7時までやっているようですがごく一部です。
「子どもが小学校に入学したのでもっと仕事が出来るかと思っていたら、逆に時短勤務をすることになった」
さらには「夜6時には絶対に学童には迎えに行けないから、小学校入学前に学童を基準に引っ越しをした」という方も珍しくはありません。

学童の規模が大きすぎて子どもが行きたがらない問題

公立(公設)学童はとにかく大規模です。小学校の空き教室・スペースや児童館内に定員40人~100名です。小学校1クラスあたりの平均人数が28人ですので、学校の授業よりも大人数の環境で長時間を過ごすこととなります。さらに、学童定員は提供されるスペースに対して、子ども一人当たり1.65㎡を基準によって算出されている広さです。
さて、どんな様子が想像つきますか?
当然ですが、かなりキツキツ。イモ洗い状態です。
子どもが横になったりリラックスをしながら本を読んだり、自分ひとりの居心地のいい場所をみつけたり、とは程遠い世界です。

学童では子どもが全く勉強しない問題

公立(公設)学童の目的は、「児童を危険のないよう保護し、生活指導を行うもの」とされています。つまり、学習面のフォローをすることは目的には含まれていません。最近でこそ、どの学童でも学習時間を設定されているようですが、勉強をやりたがらない子どもをフォローしたり、ちゃんとやっているのかをチェックしたり、分からないことを教えたりすることは含まれていません。そもそも、公立学童は、子ども40人に対して指導員2名が厚生労働省から決められています。とにかく、危険がないように見守るのが精一杯なのです。
「学童で宿題やってきた、と言ってたけど、保護者面談で全く宿題をやっていないことが判明した。」

「全く読めないような字を書くようになり、さらにやっつけで宿題をやってくるので、結局家で宿題のやり直し。子どもも寝不足になるので、最終的には時短勤務に切り替えることになった」
子どもの将来を考えて、時短や退職をする人もいるなど、小学校低学年のうちは学習習慣の問題は深刻です。

学童での夏休みが恐ろしすぎる問題

「平日はなんとかなる。でも、夏休みが辛すぎた」という意見は、圧倒的大多数です。
今から心しましょう。
まず、毎日のお弁当づくり。
そして、宿題のフォロー。読書感想文や自由研究は地獄すぎる。結局、親の意見を子どもに無理やりに書かせて心が痛んだ、という声も
さらに、毎日学童で子どもが飽きるというので、実家に2週間送り込んだところ、両親が体力も気力もへばりヘトヘトに。次からはどんなに長くても1週間しか預からないと宣言をされる、という悲しいエピソードは多々ありました。

私立小学校・国立小学校は平日の休みが多く学童がやってない問題

国立小学校や私立小学校は、研究会や研修会などの様々理由で学校が休みになることが多々あります。さらに、夏休みや冬休みも公立小学校と比べると20日~40日も長く、入学試験のための秋休みもあります。
一方で、公立(公設)の学童は、併設・近隣の小学校のスケジュールに対応しているため、平日は朝から営業していません。

切実なる代表的な声は、
「有給が全て子どもの平日休みの対応に消えたが、それでも全く足りなかった」
さらには、

「こんなに休みが多いと分かっていたら、入学させていたか疑問だ」といった声までもありました。

現場からは以上です。
この「小1の壁」をどうやって回避すべきか?または乗り越えていけばいいのか?学童先輩ママさんからの経験と知恵を、このサイトでも積極的に紹介していきます。